数唱範囲課題をバージョンアップしました(v1.003)

プログラムのコーナーに掲載している「数唱範囲課題」をバージョンアップしました(v1.003)。

修正した点は,反応途中にバックスペースキーで反応中の数字列をすべて取り消した際に,データファイルの「rt1」(最初のキー押しの反応時間)がリセットされてしまうことがわかったので,それを修正したところになります(下のビデオの学生さんのデータを見てプログラミングミスに気づきました)。

 

ちなみに,私のゼミでは,短期記憶容量を調べるために使われているこのような課題を使って,長期記憶の形成能力を評価できないかという研究を行っています。今年の日本心理学会でうちの院生が発表することになりましたので,ぜひ発表を聞いてあげてください。

 

下のビデオは,実験室に来た学生さんが遊んで?みているところです。この学生さんは45桁まで覚えて,さらに伸びそうだったのですが,授業の時間になったのでしかたなく止めて,(プレゼン用に)40桁が再生できるところをデモンストレーションしてもらいました。普通の人は(というより専門家さえも?)これができるといっても信じてくれないのです (^^;)。

ある研究者が,私たちがやっているのを見て「戦慄が走る!」と表現したのですが,まさにそんな気持ちがわかるシーンじゃないでしょうか?。でも,これは芸当(離れ技)ではなく,おそらくは私たちの脳が本来もっている能力の一部なのかもしれません。