バーチャル三密

今学期は大学の授業もほとんどすべてが遠隔で,ゼミはビデオ会議も試したけど,これは(楽しいけど研究には)使えんわ~ということになって,普段はメールやLINEで情報交換しながら,必要なときに連絡を取り合って集まって…という感じやっています。

でも,遠隔の講義授業が忙しくて,どうしてもゼミ生たちの卒論研究は私の中でも後回しになっていて,かなり気がかり…。

そんな中,昨日,ちょうど一息ついていたところに,VR研究チームの4年生が就活報告を兼ねてやってきたので,ちょっと作ってみようや~と,新しいAzure Kinectのテストを兼ねてその場でできる範囲で簡単プログラミング。

学生が試しに遊んで?いるところです…前に行きたそうなのに,妙に腰が引けてるのがおわかりでしょうか… (^^;)

ゼミのLINEに流すと,すぐに喰いついて来るゼミ生たち… (^^)。

Kinectで学生の身体の動きをもらって,ミクミクダンス(MMD)のキャラが迫ってくる(このキャラのファンだそうな… ^^;)。

LINEでは,この後は,わいわいと学生たち同士でにぎやかなやりとり…いつもの光景は,今はオンラインになった。

三密回避で「新生活様式」が推奨されている昨今ですが,私たちは,VRをつかって何か新しい三密体験ができないかなぁ…なんて考え中。だって,三密は必要だと思うから。たとえば,「あの時,幸せだったなぁ~」という記憶を思い出してみたら,たぶん,それらは,ほとんどが三密体験ではないでしょうか?

人間って,三密の中でお互いがふれ合い,思いを交わし,共感しながら生きてきたはず。その三密を否定することは,私たち人間が本来もっている生き方自体を否定することのような気がします。

でも,三密実験をやるのは,現在の社会状況では難しいので…VRを使ってできないかというのが,学生たちと考えていること。

三密がもっているドキドキ・ワクワク・楽しさを,こんな社会状況の今だから見直してみよう!

大学には大学でしかできないことがある…さまざまな自粛の制約の中でも,それだけは大切にしながら…大したことはできないけど,今年もいろいろとやっております。