AIコミュニケーター

以前,Amazon Echo(アレクサ)をChatGPTと連携させてAIカウンセラーを作ってみましたが,アレクサ君は聞き取り能力があまり高くなく,将来的に実験で使いたいので,同じ仕組みをPC上に作ってみることにしました。インタフェースとして画像でエージェントを提示したり,音声もいろいろ変えることができますし,実験では会話のログも容易に残せます。

ちょうど先週末にオープンキャンパスがあったので,とりあえず学科展示に使って楽しんでもらおうと作ってみたのが下のビデオのコミュニケーターです(大学名を間違うので広報委員としては使えそうにありませんね…笑)。

 

仕組みは,PCで音声を受け取って,それをMicrosoft AzureのSpeech to Textでテキスト化し,それをChatGPTに渡して認識・返答を考えさせて,その返答のテキストを再度Azureに送ってText to Speechで音声化するというものです。ChatGPTが賢いので,かなり複雑な構文を認識できますし,それなりに会話しているような感じになります。

あとはAIの調律と実装するインタフェースしだいなので,今後は,この技術を使ってこれまでとは異なる新たな視点に立ったコミュニケーション実験を行ったり,学生さんたちの就活の面接試験対策に活用するなど,いろんな応用を考えています。


これを作ってみて,一番AIのすごさに驚いたのは,たった3日!でこんなプログラムが作れる時代になったことです。AIのおかげで,未経験のテーマにチャレンジするときも,情報の検索・収集と勉強,そしてそれらの活用のための試行錯誤に時間を費やす必要がなく,自分が必要とする知識を,必要とする形で教えてくれる(そして必要ならばプログラムコードも提案して作ってくれる)のです。

 

これからの時代,現実的にどのような知識やスキルが必要とされるか,またそれらをどのように学習し自分のものとして活用するか,その過程が激変するのは間違いありません。となると,教育も今や大きく変わらざるを得ない時期にきたと言えるでしょう。我々教育にかかわる人間も,その適応力が試される時代が到来したといえるのかもしれません。