視線で言葉学習(あひるうさぎ)

このプログラムについて

Tobii社のゲーム用視線デバイスEye Tracker 4C(あるいはEyeX)を使って,視線で選択して言葉をしゃべってくれるおもちゃソフトです。視線による発達支援を行っている子どもさんたちの言葉やひらがな学習の教材として作成しました。

 

本プログラムは,ゼミの卒論研究「重度障害児の文字・言葉学習における視線を用いた発達支援」(佐藤優聖・畑山莉菜・福田龍見・山路真琴)において,子どもたちの発達支援の実践研究を行うために開発しました。また,平成28年度~平成30年度 科学研究費助成事業(基盤研究(C),課題番号16K04439「ヒューマンセンシングによる障害児の認知評価と発達支援に関する実践研究」)の補助を受けました。

 

動作環境

ハードウェア

  • Windows PC(TobiiのEye Tracker 4CあるいはEyeXが動作するもの)
  • Tobii Eye Tracker 4C(あるいはEyeX)(なくても動きはするので,マウスやタッチで操作しても構いません)

 

OS

  • 動作確認OS…Windows 10(プログラムは32bitでコンパイルしています)

 

使い方

  • zipファイルをダウンロードした後,まず「右クリック」→「プロパティ」を選択して,「このファイルは他のコンピュータから取得したものです。…アクセスはブロックされる可能性があります。」という記述の横の「許可する」にチェックを入れて,ブロックを解除してください。

  • その後,フォルダごと解凍して,フォルダ内の“ahiruusagi.exe”を実行してください。
  • Unityで作成したのですが,シマンテック社のノートンセキュリティがインストールされていると,マルウェアと勘違いされて削除されてしまうようです(Unityに付属する“UnityEngine.CrashReportingModule.dll”などをトロイの木馬と誤検出していました)。私のページのプログラムは,トレンドマイクロ社のウイルスバスターと大学がライセンス契約しているマカフィー社のセキュリティソフトで安全を確認していますのでご安心ください。

 

  • プログラムを実行すると五十音順の絵が表示され,任意の絵を見るとそれが拡大されて読み上げられます。
  • 左下の“裏返す”をチェックするか[R]キーを押すと,絵を読み上げた後に札が裏返しになって,ひらがなが現れます。
  • 左下の“Gaze Plot”をチェックするか“G”キーを押すと,視線のプロット表示がON/OFFされます。
  • [PageUp]キー(あるいはテンキーの[8])でカメラがズームアップ,[PageDown]キー(あるいはテンキーの[2])でズームアウトします。その際,左右上下のカーソルキー(あるいは[A][D][W][S])で画面のスクロールが可能です。
  • プログラムの終了[ESC]キーです。

 

  • プログラムの動作が重いときは,起動直後に[SHIFT]キーを押すと出てくる設定(configuration)ウィンドウで,解像度(screen resolution)と描画品質(graphics quality)を落としてみてください。

 

制限事項等

  • 作者(吉田)は,このプログラムの動作を一切保証するものではありません。また,このプログラムを動作させたことによる一切の損失・損害に責任を持ちません。ご自身の責任のもとでお使いいただくようお願いします。
  • 視線入力に慣れないと,まばたきが減ることなどで目の疲れを感じる方がいらっしゃいます。特に子どもさんでは,長時間の視線での利用を避けるようご配慮ください。
  • 本プログラムは使用制限は一切ありません。どうぞご自由にお使いください。

 

その他

  • 絵はインターネット上の著作権フリー画像から学生たちが選んでくれました。音声も学生が吹き込んでくれました(ゼミ生の畑山莉菜さんに音声を提供してもらいました。記して感謝いたします)。
  • 要望をいただいて公開することにしました。使っていただけるようでしたら幸いです。

 

ダウンロード

  • “あひるうさぎ”(ahiruusagi)のダウンロード…ahiruusagi.zip
  • あ行を左においたバージョン(ahiruusagi_r)…ahiruusagi_r.zip